ENDING CHAOS-LIGHT

ENDING

ラストマップクリア

アヤ:
ねぇねぇ? 終わったんだよねっ?

カオル:
そうだな。戦いはもう終わりだ。ベルゼブブを倒したことで、評議会の連中は、後ろ盾をなくしたはずだ。それに軍部の頼みのサタンも今はもういない。これで、この街の火種は自然と消えて行くだろう。

ナオキ:
それを考えると、これからの時代にこそ、オギワラのような人物が必要だったのかもしれない。

トモハル:
ああ、実際アイツは、この時代の事を思っていたからこそ、あんな行動に出たんだろうな。でもまあ、アイツのことをいま言っても始まらねーよ。

ナオキ:
そうだね。アイツは自分のとった行動にパラドックスが生じていたことを知っていた。だからこそ、オレたちと会見を持ち、そして死を選びオレたちに未来を託した。いま始めてアイツの気持ちがわかったような気がするんだ。

カレン:
ええ、そうかもしれないわ。彼は自分のとった行動にある意味で責任を持っていた。だからこそ、私はあなたたちと彼との最後の戦いを止めることが出来なかったの。彼の最後は・・・・、彼がイントルーダーとして過去へ向かったときに、すでに決まっていたのかも知れない。

アヤ:
イントルーダーってなんだかかなしいね・・・。みんな、始めは自分だけでも、最後にはもっと大きなものを背負っちゃうんだ・・・。

トモハル:
オレたちもイントルーダーのはしくれか・・・。

カオル:
まあいいさ。だからこそ、オレたちには明日が用意されてるんだ。だからみんな、帰ろう。オレたちのいるべき場所へ。

エピローグ

ナオキ:
さて、これからどうする?

トモハル:
帰ろうぜ、オレたちがいた時代に。1996年に。

カオル:
そうだな・・・やっと帰れるな。ただ、オレは1996年ではなく1995年に帰りたいのだが・・・。

ナオキ:
オレはこの時代に残りたい。

アヤ:
なーんだ、みんなバラバラなんじゃん。アヤはどうしよっかなー。

カオル:
ここで判れよう。みんな行きたい時代が違うならそれがいいだろう。

ナオキ:
そうだな。

トモハル:
おいおい、みんな ずいぶん割り切りがはえーなー。まあ、しゃーねーや、みんな違うんじゃ、合わせようもないしな。

カレン:
みんな、本当にいいのね? お互いに、もう会う機会は無くなるのよ。

カオル:
ああ、それは分かってるつもりだ。ただ、みんなやりたいことが違うんだ。それはしょうがあるまい。

カレン:
わかったわ。じゃあ一人づつ望みの時代に送ってあげる。

ナオキ:
おわかれだな。

カオル:
ああ、みんな、最高のパートナーだったよ。

アヤ:
しんみりすんのは、よそっ。ねっ。こーゆー時は、笑って別れるもんでしょ?

トモハル:
まったくだ、泣き入るようなこと言うんじゃねーぜ、カオルっ! みっともねーじゃねーかよっ。

ナオキ:
カレンもありがとう。いままでずっと。

カレン:
ううん、私の今回の任務は、あまり完全とは言えないから・・・。ちょっととはいえ、歴史が異なる方向へ流れてしまったのは事実だから。

ナオキ:
ごめん。オレたちのせいだね。

カレン:
いいのそれは、私も反対はしなかったんだからそれじゃみんなを送るわね。

ナオキ:
じゃあ、みんな元気で。

カオル:
じゃあな。

アヤ:
バイバイ!

トモハル:
あばよ!

カレン:
さよなら、みんな。

トモハルは、1996年に帰って行った。急に学問に目覚めたらしい。なんでも、政治について学んでいるとか。

カオルは、1995年に戻って行ったらしい。母親を探しているとか・・・。

カレンは、TWOの本部に帰って行った。たしか、2654年だったかなとにかく未来のことなので、オレもよくわからない。

そうそう、アヤが行方不明らしい。まったくあの娘は・・・らしいと言えばらしいが・・・

そしてオレはこの時代、2052年に残った。オギワラのことを思い出している・・・。

スタッフロール

AD2024
SLUM-TOKYO

母:
あの子は、帰ってきませんでしたね。

父:
私たちもここに残ろう・・・。私たちは科学者として生きる限り、どのみちDIOの開発者として利用されるのだろう。ならば、このまま科学者をやめてこの時代で生きて行こう。

母:
そうですね。それがこんな物を作り出してしまった。私たちの責任ですものね。

TWOの制服を着た人間が時間転移してくる

アヤ:
博士、それはこまりますよっ! 博士にnemesisを作っていただかないと歴史が狂っちゃうんですよっ。博士、アヤのこと憶えてますぅ?

父:
あのとき、ナオキといっしょにいたお嬢さん?

母:
ええ、覚えているわ。

アヤ:
私がご案内しますっ、1995年へ。

FIN