オープニング

オープニング

AD1995
TOKYO

『防衛庁科学技術研究室』

・・・その前に私の手で何とかしなくては・・・。

『DIO・system起動』

・・・・・あなたは誰

オレは・・・タケウチ ナオキ

キミは・・・・・

『緊急回線』

:EMERGENCY LINE:

 サキホド ケンキュウジョニテ ゲンインフメイノ バクハツジコガ ハッセイシ キデンノ リョウシンハ ナクナラレタ シキュウ ケンキュウジョマデ コラレタシ

爆発事故? オヤジたちが死んだ? オヤジのラボで爆発事故・・・・・・どういう事なんだ。

1995年 冬

東京は、悪魔を指揮する一人の男によって、電撃的に占領された。

魔都と化した東京は、新たな秩序に基づく支配体制の下に置かれた。

月日の流れは首都・東京に再び冬の訪れを告げていた

AD1996
TOKYO

人々はやがて各地でパルチザンを組織し悪魔に対し明確なる反抗の意志を表し始めていた

PARTIZAN

???:
よく来てくれた。オレは、キクチ・トモハル。トモハルって気軽に読んでもらって構わないよ。ヨロシクな。

ナオキ:
よろしく。

???:
我々パルチザンは、キミの入隊を歓迎する。よろしく。タチバナだ。一応この組織のリーダーのような役目をしている。と言ってもそんなに気を使わなくてもいいさ。タチバナさん、なんてまともに呼ばれると落ち着かないんだ。カオルでいい。

ナオキ:
ありがとう。オレのこともナオキって呼んで欲しい。自分だけキミとかだと何かこう・・・・やっぱ、やだしね。

カオル:
早速だがキミにも、あぁ・・そうじゃないな。ナオキにもこれを渡しとこう。オレたちは戦闘中はいつもこのハンディ・モニターで連絡を取り合ってるんだ。5キロぐらいの距離ならば十分連絡がつく。

トモハル:
頼りになるんだぜコイツ。実際、遠距離で連絡できなくて悪魔と戦おうなんてアホかと思うだろ? ところが、つい最近までは持たないで戦ってたんだよ。誰だか知んねーけどウチらの決起に賛同するとかで、この前数台送られてきたばかりなんだ。ところでナオキ、悪魔と戦った経験は?

ナオキ:
ん? 全然ないけど。何かマズかったりするか?

トモハル:
えっ!、無いん? ま、何とかなるか、きっと。・・・うーん、たぶんね。とりあえずは、しくじって死んじまったりしないようにやってこうや。

カオル:
話は変わるが、ここ最近の悪魔の行動は、以前と比べると明らかに統一性が無い、そこで、我々としてもそのスキを突かない手はない。そんな訳で、こうして決起にふみ切ったんだ。まだ数人しか集まっていないんだがね。悪魔の支配化にある都市を一つ一つ開放することで東京を取り戻そうと思ってる。地道かもしれないが、協力、よろしく頼む。

ナオキ:
こちらこそ。出来る限りはやってみるよ。