STAGE 4-7 COREPOLIS-CAD

『GREAT CORE』

マップ開始前

ついにナオキたちはMEGALOPOLIS中枢部、偉大なる復興の偶像~COREPOLIS~のブレインである、CAD~Center-Administer-Divisionへの進入を果たした。

ナオキ:
評議会と軍は、どうして対立してるんだろうか?

カレン:
最初は、評議会の独裁色が強くなっていった経過を、軍部が苦々しく思っていた。その程度の事だったんだけど、ヘリオス・プロジェクトが国防省から統合作戦本部へ移行され、議会の手を離れてしまうと、HELIOSを持つ軍を恐れた評議会が軍に対しての圧力を必死にかけ始めた。その結果、両者の対立意識は取り返しの付かない事態になってしまったらしいの。

オギワラ:
もとは、評議会の独裁色が強くなっていたことを軍部が苦々しく思っていた。それぐらいのレベルのことだったのだが・・・ヘリオス・プロジェクトのスタートで、評議会と軍との権力構造に変化が生じた。そして、プロジェクトが国防省から統合作戦本部へ以降されると、評議会は、HELIOSを持つ軍に対して、警戒心から圧力をかけ始めた・・・。そこで、両者の対立が決定的になったのだ。

トモハル:
それにしても、軍は何でクーデターなんて荒っぽい行動に出たんだ?

カレン:
実は、そのことをずっと調べていたの。それでわかったんだけど、クーデターの原因というか、カギを探すうちに、あるものに結びついていく・・・。あるものというのは・・・、もう、わかるでしょ? そう、“DIO”よ。HELIOSを持つ軍を誰よりも警戒した評議会は、それに対抗するために極秘でDIO開発をリスタートさせた。そして、その情報がどういう訳か軍に漏れてしまった。DIOの復活の前に軍が先手を打ってクーデターを決行し、それが成功した。結局権力争いなのよね。

オギワラ:
そのカギを握っているのが、つまりクーデターの原因が、“DIO”なのだ。HELIOSを持っていることで発言権が大きくなった軍に対して、どうしてもそれをおさえ込みたい議会は、あろうことかDIOの開発を始めることで自分たちの権力の保持をはかろうとした。だが、そのことが未然に軍に漏れていた、先手を打った軍がクーデターを引き起こした。そして現状にいたっている。

ナオキ:
でも、どうしてこの時代にDIOがあるんだ?

カレン:
それがまだよくわからないの。ある程度の予測はついてるんだけどね。まあ、それを突き止める意味でも評議会の中にある、データバンクを調べたいの。

オギワラ:
それが非常に気になる。私はこのDIOをベイツからうけ取っている。これは、2019年の終わりにパソコンネット上で無差別にばらまかれたものらしい。当時ベイツがE・A・ラフレーシュという人物から手に入れた。と言っていたが、私にはそれ以上のことは語らなかった。ベイツとは1995年に行ったときに別れて以来会っていない・・・。

アドバイザー

ムーンハイドって知ってるか? どうやら、悪魔の大好物らしいぜ。

マップクリア

カオル:
これから、いよいよ最高評議会ビルに突入する。突入は正面から行うが、この建物にまともな入口が無いということなので、これは止むを得ない。敵も十分な態勢で待ち構えてるだろう、おそらく総力戦になるはずだ。それと・・・、ろくな作戦じゃないんでくれぐれも気を付けてくれ。

トモハル:
ハッハッハッ! カオルがそんなこと言うのもめずらしーな。

ナオキ:
まあ、カオルの言うように無理さえしなければ大丈夫だよ。

アヤ:
これで終わりになるのぉ? ううん、まだ終わんないんだよね。アヤわかるよ。まだ、わかんないこと残ってるしね。でも、あの中から出て来れないなんてことはないよねっ。

カレン:
だいじょうぶよ。あの建物の中には、私たちの求める一つの答えがきっとあると思うの。だから、今までのように前向きに考えましょ、ねっ。

オギワラ:
心配ない。あの建物の中にいる連中は確かに腐っているが、建物は単なるビルであることに変わりはない。戦い方さえ間違えなければ脱出できなくなることもないだろう。