STAGE 2-8 MEGURO

『What's power?』

マップ開始前

本人たちの予測をはるかに越えた事態により、彼らは30年も未来であるこのSLUM-TOKYOで再会を果たした。それぞれの辿ってきた道筋は違いはしたが、気持ちは一つに戻っている。・・・そう実感していた。彼らのその目には、迷いの色はすでに無い。そして今、彼らは自分たちの時代に帰って行くために、あの“目黒技研”へと歩みを進めていた。

アヤ:
あのさぁ、なんでアヤあんなことできたのかなぁ? これじゃ 魔法使いとか、超能力者だよ。やだなぁ・・・いらないよ、こんなへんなの。

ナオキ:
元の時代に戻れば、また元に戻るよ。

カオル:
不思議だな・・・。欲しいと思ったオレにその能力は生まれずに、いらないというアヤの方に発生した。・・・実はオレもアヤと似たような力を持っている・・・。オレは、自分の意志で、その力を手にいれたんだが・・・

アヤ:
・・・・・・・

カオル:
オレは、オギワラに負けた自分が許せなかった。どうしても、ヤツを越える力が欲しかった・・・。

トモハル:
カオル・・・。

カオル:
オレの力は負の力だ。・・魔の力・・・とも言う。ただし、アヤのそれはオレのものとは違うような気がする。アヤのその力は、きっと、ためになる。大切にしたいもの、失いたくないものを心から守りたいと想うそのときのために・・・。

アヤ:
うん。なんとなく言いたいことわかる。でもね・・・。こんな力が、アヤの中にあるってことが、やっぱりやだなぁ。

トモハル:
そりゃ、無理ねーよ。誰だってそれが普通だ。だけど、あるってのも事実だ。だから、慣れろとは言わねぇがなるべく、仲良くやってけや。

アドバイザー

おいっ、そこの2人の兄ちゃんが持っている、そのシステムは何だい? え? 『DIOシステム』? 悪魔と会話して仲魔に引き入れる?? げげっ! こりゃおもしれえや! 何かきぼうがわいてきたぜ。がんばってくれよな!

んー!? “目黒技研”はどこかって? だからこの道をまっすぐ行きゃすぐだよ。んー!? そういや、昔、あんたによく似た青年にも聞かれた事があったっけ・・・まさかあんたそん時の・・・! そんなわけないよな。

マップクリア

アヤ:
ねえねえ、あと30年すると、ほんとにこんな風になっちゃうのかなぁ? 東京って。

ナオキ:
オレも、そう思ってたんだ。

アヤ:
やだよ、こんなの。

カオル:
そうだな・・・・・・・・

トモハル:
でも、ラボは残ってんだから帰れば見込みあんだろ?1996年によ。

アヤ:
でもさー、ほんとに帰れんの?

カオル:
何はともあれ、中に入ってからじゃないと始まらんな。

ナオキ:
きっと帰れるさ。なんかそんな気がする・・・。